ニゾラールとカンジダ症

ニゾラールはカンジダに対して有効な抗真菌薬です。

カンジダ症は、真菌(カビ)の一種である”カンジダ菌”を病原菌として発症する病気です。人間もカンジダ菌も、細胞膜に囲まれた細胞によって、身体が作られている生物です。

カンジダ症は男女問わず発症しますし、年齢や性別に関係なく免疫力が下がると口の中等でも発生し口内炎を起こす事がありますカンジダ症は特に女性に多い病気です。パートナーから感染することもありますが、もともと人の体内にある菌とも言われ、他のSTD(性病)とは少し性質の違うものとなります。典型的な症状として、外陰部のかゆみがあり、ヨーグルト状のおりものが増えたりします。

どうしてうつるのですか?
・性行為による感染もありますが、もともと人が体内(腟内、腸管など)に持っていることが多い菌で、何らかのきっかけ(体調を崩すなど)によって、さまざまな症状を引き起こします。
・症状が出ている時の性行為は、症状を悪化させるとともにパートナーへの感染も考えられますので、避けてください。

カンジダ症の原因は様々です。免疫力の低下、抗生物質の服用、ホルモンバランスの変化、ステロイド剤の服用などです。病院での検査は、おりものを採取して、顕微鏡や培養検査を行うことでカンジダ菌を特定して行います。その後、膣内を洗浄し、膣内にカンジダ用の薬を入れる治療を行います。外陰部のかゆみには、カンジダ用の外用剤と一緒にかゆみ止めの塗り薬が処方される事があります。

ニゾラールは、白癬・カンジダ・癜風など各種真菌に対して、幅広く効果を示します。また現在、癜風によって生じる脂漏性皮膚炎に適応を持っている唯一の抗真菌薬です。ニゾラールの最大の特徴は、「脂漏性皮膚炎に適応を持っている」という点です。癜風の原因菌であるマラセチアは皮脂の多い部位に好発する真菌症で、脂漏性皮膚炎の原因となります。マラセチアは皮脂を分解するため、その産物が皮膚を刺激することで脂漏性皮膚炎が発症すると考えられています。

発症しうる副作用について行われた調査では、6,346例中224例(3.53%)に副作用を認めました。
主な副作用としては、接触皮膚炎(塗布部がかぶれて紅斑や丘疹などが生じる)97件(1.5%)、かゆみ55件(0.9%)、塗布部の赤み43件(0.7%)、塗布部の刺激感30件(0.5%)などが挙げられます。
また頻度は下がりますが、水ぶくれや皮膚の亀裂、痛み、熱感、乾燥、むくみなども報告されています。これらの副作用によって皮膚炎の症状が悪化した際は、すぐに流水で洗い流してください。

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