抗真菌剤の関連知識

抗生物質とは、細菌感染症に有効な薬です。青カビから発見されたペニシリンという物質が有名ですが、微生物がつくった病気の原因となる細菌を殺したり、増殖を抑えたりする役割を持ちます。抗生物質と合成抗菌薬を含めて、抗菌薬と呼んでいます。様々な病気に処方される抗菌薬ですが、決して万能薬ではなく、細菌感染症以外への効き目はありません。ウイルスや真菌など、細菌以外が原因となる感染症については、抗ウイルス薬・抗真菌薬と呼ばれる薬を用います。

抗生物質の最大の副作用は、人間の免疫系を損なうことです。抗生物質の毒は、感染症の病原体だけでなく私たちが食べ物を消化し、毒素を除去し、ビタミンB群などの大切な微量の栄養素を作り出すのを助けてくれる、善玉菌までも殺してしまいます。私たちの体にとって必要不可欠な大切な菌が消滅するにつれて、有害な菌が増え始め、腸管を支配し、栄養豊かな食品でさえ毒素に変えてしまう危険があります。

抗真菌剤の飲み方:
抗真菌剤は菌を殺すことが目的なので、必ず決められた時間、回数を守って服用することが大切。ウイルスの薬も同様。治った感じがしても菌が完全になくなるか、菌の作用が弱まる日数を考えて処方されているので、処方日数中は必ず服用しなければ、正しい効果を得ることができません。また、抗真菌剤も他の薬同様、食後服用になっていることが多いですが、「時間がなくて食事ができないから、食事ができるまで飲まない」という考えは誤り。抗真菌剤の場合、食後と指定しているのは飲む回数と間隔を決める目的であることが多く、薬の刺激から胃を守るのが目的ではないことがほとんど。処方時、薬剤師に食後にこだわらなくてもよいかを確認の上、食事が取れなくても時間になったら服用するようにしてください。